王子様のないしょ話 ~僕は初恋の彼女を溺愛する
「シンデレラのママハハは、誰も悪役をやりたがらないのを見て、このままでは物語の進行に支障をきたすからと、自らその役を引き受けた、高潔な女性だと聞いております」
「そうなんだ」
「それから、これは確かなスジから聞いた話ですが、シンデレラは『よい子タイム』こそ家事を押し付けられ、いじめられていますが、その時間が終わればちゃんとご飯を食べ、温かい寝床もあって、ママハハや義理の姉含め、家族仲良く暮らしているということです」
「本当に?!」
これは、嬉しい知らせだった。
可愛いシンデレラが、不幸ではない。この情報は、本当に大きな収穫だ。
「もう、じい。それを先に教えてよ!」
「申し訳ございません」
「でも、安心したよ。シンデレラは幸せなんだ。よかったぁ」
「……王子様」
「そうなんだ」
「それから、これは確かなスジから聞いた話ですが、シンデレラは『よい子タイム』こそ家事を押し付けられ、いじめられていますが、その時間が終わればちゃんとご飯を食べ、温かい寝床もあって、ママハハや義理の姉含め、家族仲良く暮らしているということです」
「本当に?!」
これは、嬉しい知らせだった。
可愛いシンデレラが、不幸ではない。この情報は、本当に大きな収穫だ。
「もう、じい。それを先に教えてよ!」
「申し訳ございません」
「でも、安心したよ。シンデレラは幸せなんだ。よかったぁ」
「……王子様」