王子様のないしょ話 ~僕は初恋の彼女を溺愛する
結婚式翌日
さて、ジャボットことシンデレラこと僕の妻にプロポーズを受けてもらってから、結婚式までの忙しさといったら、なかった。
本来、物語の筋書き通りなのだから、ある程度準備は整っていたはずなのに、ちょっと主人公のキャストが替わっただけで、何としたことか!
性格が穏やかな僕の妻は「仕方がないわ。本当ならレッドカードもののイレギュラーなんだもの」なんて言うが、僕はちょっと納得がいかない。
結局のところ、ほとんど反対らしい反対はなかったのが救いだが、挨拶回りに忙殺されて、毎日疲れきっていた彼女を見ているのは辛かった。
そんな時でも彼女は健気に
「あなたと結婚するためなんだから、これくらいどうってことないわ」
なんて微笑んでくれるのだ!
ああ、僕の妻は世界一!
断っておくが、これはノロケだ!
存分に羨ましがってくれたまえ!
本来、物語の筋書き通りなのだから、ある程度準備は整っていたはずなのに、ちょっと主人公のキャストが替わっただけで、何としたことか!
性格が穏やかな僕の妻は「仕方がないわ。本当ならレッドカードもののイレギュラーなんだもの」なんて言うが、僕はちょっと納得がいかない。
結局のところ、ほとんど反対らしい反対はなかったのが救いだが、挨拶回りに忙殺されて、毎日疲れきっていた彼女を見ているのは辛かった。
そんな時でも彼女は健気に
「あなたと結婚するためなんだから、これくらいどうってことないわ」
なんて微笑んでくれるのだ!
ああ、僕の妻は世界一!
断っておくが、これはノロケだ!
存分に羨ましがってくれたまえ!