きっと・・・
 長い廊下の隅

窓の外を見つめ

RUKAの歌を歌う

りゅうがいた。

瑠姫の手を強く握りしめ

私は病室へ入った。

「なつみ・・・」

少し笑顔のりゅうは

瑠姫の顔を見ている。

気づくでしょうか?

この子の事

気づくでしょうか・・・

「なつみ、結婚したんだ。」

私はうなずいた。

「何歳?」

「瑠姫3歳!!」

嬉しそうに言った瑠姫

はスリーピースを

りゅうに見せた。
< 190 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop