きっと・・・
 病室の中。

りゅうは寂しそうに

ピンクのライオンを

見つめていた。

私のピンクのライオンと

同じ様に

色あせて・・・

「これ、ママとおんなじ!!」

瑠姫の声に驚いて

帽子をかぶった瑠姫を見て

りゅうは笑った。

「瑠姫ちゃんのパパは

もしかして・・・

あつし君?」

「パパ??」

瑠姫は少し首をかしげて

でも笑ってうなずいた。

< 193 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop