きっと・・・
 「なつみとの別れを決めた時

あつし君に知らせたんだ。

きっとあつし君なら・・・ってね。」

「パパはママの事が大好きなんだよ。」

瑠姫は笑顔でりゅうの言葉に

うなずいた。

 瑠姫は困っていました。

りゅうが握りしめた

ピンクのライオンは

右足が一つなくなっていたから。

「お兄ちゃん・・・

足がないよ・・・」

りゅうはその足を見つめて言った。

「お兄ちゃんと同じ・・・」

りゅうはかかっていた布団を

はがし 瑠姫に見せた。

事故で右足を失ったりゅう・・・

でも 瑠姫を見て笑った。

「お兄ちゃんの足

見つかるといいね!」

「なんか元気が出てきたよ。

瑠姫ちゃん、ありがとう!!

明日から ちゃんとリハビリ

頑張るよ!!」

二人は手をふって別れた。

「ママ!!」

元気よく戻ってくる

瑠姫を見て私は笑った。


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