きっと・・・
これから来る どんな辛い事も

みんな乗り越えられそうな・・・

そんな気がしていた。

 職員室の前

担任が私の顔を見て走って来る。

真剣なその顔さえ 気付かずにいた。

「上原 お母さんが倒れた・・・。

今 病院へ・・・。」

先生の話しが終わらないうちに

私は走り出した。

ふらつく様な足も・・・。

混乱した心も・・・。

お母さん死なないで・・・。

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