不器用なアイツと本音を言えないわたし
第1章 始まりの午後四時、教室で、二人
あいつが、だれもいなくなった教室に一人、のこってた。
わたしは教室の入り口から、窓の前に立ってわたしをみつめる、あいつから目が離せなくなっていた。
もうすぐ夕方がくる午後4時に、窓から差し込む陽の光は、昼間の光よりもすこしオレンジだ。
窓際にいるあいつの髪、顔、肩のラインを、オレンジの光がふちどる。
「……かえんないの?」
そう聞くわたしに、いつものように少し首をかしげて軽く笑った、あいつが口をひらく
あいつはいつも、ふとした時にそんな感じで軽くわらう。
「オマエを待ってたんだよ」
わたしは教室の入り口から、窓の前に立ってわたしをみつめる、あいつから目が離せなくなっていた。
もうすぐ夕方がくる午後4時に、窓から差し込む陽の光は、昼間の光よりもすこしオレンジだ。
窓際にいるあいつの髪、顔、肩のラインを、オレンジの光がふちどる。
「……かえんないの?」
そう聞くわたしに、いつものように少し首をかしげて軽く笑った、あいつが口をひらく
あいつはいつも、ふとした時にそんな感じで軽くわらう。
「オマエを待ってたんだよ」
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