虹橋の先へ




「大丈夫。気さくでいい人よ。まぁ、ちょっとだけ、はっきりものを言い過ぎるところはあるかしら」

「そうね、そこがいいところでもあるのだけれど。あまり気になさらず、できることからやってみたらいかがです?ジェイダだって、今でも叱られるくらいなのですから。それに、ロイ様だってね」



ジンもロイもその人を知っているのか。
それなら、多少突飛なことをしても理解はされそうだ。
ジェイダですらそうなら、この分だとこっぴどく怒られてしまいそうだが。



「ジェイダ様、私、やってみたいです!!ちょっと……いえ、多分変なことをしでかしてしまいそうですけど……でも」



この目で見て、体感したい。
ジェイダやロイ、父や、他のたくさんの人たちが作り上げてきた世界を。
それにこの先、より良くしていくべきものも。



「うん、じゃあ、さっそく会ってみる?人手が足りないって言ってたから、きっと大歓迎してくれると思うわ」





< 39 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop