恋するマリネ
「光司部活に行くぞよっ…マリネ。塾は頑張ってるか」
「あ…う…うん。」
「マリネ…今度そのアルバム貸してくれよ…な…いいだろ」
「あ…うん…今度ね。アタシ…行かなくちゃ…光司…タ…タク…またね。」
アタシはそう言ってそそくさと教室を出ようとしたら…ドアのところで百合にぶつかった。
「アイタっ…あ…マリネ。部活…。」
「アタシ…先に行くから。」
「よっ百合。」
「あっ…光司。マリネどうしたん」
「あ…アイツか…多分まだこの前…俺の告白を断ったこと…気にしてんだろ」
「あ…タク…。」
「何かワリイことしたかな」
「ん…大丈夫だって。マリネのことだから…すぐ元に戻るよ、タクが気にする必要ないから。」