恋するマリネ
「ちょっとマリネ白状しなさい」
「えっ…な…何をよ」
「他の人間の目はごまかせても…アタシの目はごまかされないから」
「アンタ…あれからケンシローと何かしたよね」
「べ…別に…何にもないよ。」
「ははーん。そう…そういう態度とるんだ」
「だってえ…。」
「やっぱりね。どこまでしたん」
流石に言いにくくて小声で「最後まで」というと、百合はアタシの頭をぽかっと叩き、そのまま楽器室に行った。
アタシはすぐに百合を追いかけ「怒ったの」と聞くと…百合は
ニコッと笑い
「良かったじゃん
でもさ展開早過ぎくない
ま…いいか
でもちゃんと避妊はしたよね」
と先輩風を吹かせた。
「当たり前でーす誰かさん達とは違うし」
とアタシが言うと百合は「フンッ」とだけ言ってパート練習に行った。