恋するマリネ
「マリネ…行くよねモチ」
「解んない。これ…ホントかどうかも解んないし。誰かの悪戯かも知んないし。」
「もったいな〜ヤマPだよマリネが行かないんならアタシに譲ってよ」
「なーに馬鹿なこと言ってんのよ、百合はっさっ…帰ろ。もう時間」
結局アタシは一曲も唄うことなくカラオケ屋を後にした。
それから家に帰り…数学の課題に取り組むも…全然頭は回らず…
ずっと空回りした状態のまま9月1日の朝を迎えた。