恋するマリネ
「いつか…俺が生きてて…マリネも生きてたら…
そん時は…俺の嫁はんになって…俺のパンツ洗うてくれへんか」
「結婚してほしいんや。」
「洗濯だけ」
「そんなわけないやろ…それはただの例えやろ。」
「きっとマリネを幸せにしたるから。」
「ホンマに」
「ホンマや。」
「じゃ…誓いのキス…」
二人座ったまま、後ろからアタシを抱きしめていたケンシローが、アタシの顔を後ろに引き寄せ、そのままの体勢でキスした。
あの日のファーストキスとはまた違ったキスの味がした。
毎日キスする度に違った味がすればいいな…