恋するマリネ


アタシがケンシローに駆け寄り…小声で




「アンタ…何しに来たのよ」




するとアタシの後から来ていた百合達も来て





「ケンシローじゃん久しぶりだね元気してた」



「よっ百合ちゃん。もち元気でっせ。」



「もうマリネ達の演奏終わったんか」



「午前中に終わったよもっと早く来ないとダメじゃん」



「もしかして…ケンシローに今日のこと言ったの…百合」



「そっ」



「なんで言うのよ」





その時、後ろから沙織が百合に「あのイケメンとマリネ…どんな関係なの」と聞くと…




こともあろうに光司が「ケンシローはマリネの彼氏でーす」なんて…みんなの前で暴露した。





しかも大声で…。





当然の如く…回りからは「え〜っっっ」と悲鳴にも似た怒号が飛び交う。





< 193 / 371 >

この作品をシェア

pagetop