恋するマリネ
マリネがつけものと悪戦苦闘している頃、ケンシローは塾の外でタバコを吸っていた。
そこに生徒の数人が出て来ていて、ケンシローを取り囲み話しかけていた。
「あーっケンシローがタバコ吸ってるー」
「いいのかな〜タバコなんか吸っても」
「いくら先生で大学生っつっても、まだ15歳だよね」
「うるせーそないなこと言うてねえで中入っとけや」
「でもケンシロー…今日は彼女はまだなん」
「ああ…そうみたいやな。」
「じゃ…これ食べていいよ」
そう言って…中の一人の生徒がいかにもといった感じの手作りの弁当を手渡していた。