恋するマリネ
そう言ってケンシローは渋々…その真っ赤な可愛い袋に入れられた弁当を受け取り…
「おらおめえら…もう休み時間終わりやろ中入りいや。」
そう言うと女の子達は「は〜い」と言って教室の中に入って行った。
生徒達が中に戻ってもまだケンシローは玄関前の電灯の下で…マリネを待っていた。
「う〜っさびいそれにしてもマリネ遅すぎやで」
キョロキョロと辺りを見渡すケンシロー…
角の電柱に隠れてケンシローを見つめるマリネ…。