恋するマリネ
ニヤニヤしながら光司は巧のお尻をちょっとつねり「んほ〜っ…今日のはかなり可愛いんでねえ羨ましいの〜…」と小声で囁いた。
巧はと見ると…別段嬉しそうでもなく、怒っている風でもなく、普通の表情で淡々と「あ…ありがとう。」とだけ言って手紙を受け取ると
三人の中の背が高い女が「沙罹…マジで書いたんだからちゃんと読んでよね」と少し凄んで見せた。
こういう女を連れて来ることが…逆効果になることが解ってないのか…
三人…というか一人は颯爽と帰って行った。