恋するマリネ
初告白・塾通い


ケンシローからの最後のメールが来て…すでに一ヶ月になろうとしていた。






その間も…ずっとケンシローのことが頭から離れることはなく…



メールしても返事もなく…



電話したくても番号は知らないし…





ずっとモヤモヤしながら…模試を迎え…案の定模試の結果は最悪で…




今日の帰りのHRで答案と成績表が突き返された。





アタシの担任は大嫌いなあの“ハリセン”




ーー次…アタシの番だ…。




「次…外川」




アタシが下を向いたまま渋々歩いていくと…ハリセンが今までの誰の時より大きな声で…



「お前マジで、こんなんで理系に進むつもりか」



と成績表を渡しながら、アタシを罵倒した。



席に戻ると隣の光司が話しかけてきた。



「おい…マリネ…どうだったよ」



「ん見せない」



アタシが光司を無視して誰にも見られないように、こっそり見てみると…



ア然とするような…点数がそこにはあった。




ーー嘘〜〜〜っ





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