恋するマリネ


ーーあと少し歩いたら解る





ーーどういうこと






それからまたアタシ達は並んで歩き始め、100mも歩くとケンシローが立ち止まった。






「ここ…俺ん家。」






ーーえっ嘘






アタシは不審者のようにキョロキョロと辺りを見渡した。







その家はアタシん家の裏の家で、小さい時、何度か遊びに来たことがある家だった。





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