君しか見えてない!
2年生
1年間の片想い side優斗 前編
優斗「はぁ〜」
もう叶わないのかな、俺の恋
未来「あー!また沙奈のこと考えてたろ?」
優斗「あーもー、そーですよ」
未来「お前もほんとに諦めねぇなぁ笑」
優斗「一途なとこが俺の自慢なんでね〜」
未来「幼なじみの俺がいちばん分かってるよ」
優斗「そりゃ何よりだよ」
そんなことを未来と話しつつ、俺はずっと沙奈の方を見ている。
他クラスの友達か?あれ。やけに楽しそうに話してるな。何話してんだろ、
沙奈「ごめん、私もうそろ戻るね」
友「おっけー!」
沙奈「じゃーね!」
あれ、こっちみてる、、?なんでだ?
そして未来!遠ざかって行くな!
優斗「どうした?沙奈」
わざわざ俺の前まで来て
沙奈「ねぇ、今日暇?」
スゥーッ⤴⤴⤴ 落ち着け、俺、きっとなんでもない
いつもの思わせぶりだ。ゲームの誘いだろ。また
優斗「暇っちゃ暇だけど、なんで?」
沙奈「放課後さ、」
優斗「うん」
沙奈「デート行こーよ!」
優斗「……………………はぁ?」
沙奈「え、なに?嫌なの?」
優斗「いや、そういう訳ではなくて、未来じゃな いの?」
沙奈「違うよ!優斗と行きたいの!北千住で待ち合わせね?じゃ、速攻集合でね!」
優斗「え、いや、ちょ!」
帰ったし、、、
おっけ、一回全部整理しよう。
今は放課後。つっても土曜授業だからまだ昼前。
んで、帰り学活終わったあと、未来と話してたら
北千住でのデートに誘われたと。
なるほどなるほど。意味がわからん
未来「あれれ〜、良かったじゃーん笑」
優斗「俺今さ、たぶん天国にいるわ」
未来「安心してくれ、現実だ。と、いうわけで、
速攻帰ってもらって、デート行ってい!」
優斗「え、あ、じゃ、また明日?」
未来「おー!楽しめよ!」
教室を後にして階段を降りてると、やっぱりひとつの疑問がでてきた。
優斗「沙奈は、未来が好きなんじゃないのか?」
そのはずだ。未来と沙奈は最近やけに親しげだ。
いくら俺と未来が幼なじみだからとはいえ、未来は遠慮するようなタイプじゃない。
ふたりが両思いなら俺は関わらないつもりでいたけどなぁ。
階段から降りると体育館からバスケ部の声が聞こえる。
キュッキュと鳴るシューズの音とボールの弾む音。
どうやら、ほんとにここは現実らしい。
優斗「しっかし、1年過ぎたのか、」
俺が沙奈と出会ってからちょうど1年。今でも覚えてる。沙奈が転校してきた時のことを。
あのとき微笑んだ沙奈の笑顔に俺は惚れたんだろうな。
初めて自分から女子に話しかけて、仲良くなって、ゲーム一緒にするようになって。
でも、いっつも思わせぶりばっかりで。
両想いなのかと思ったら、全然そんなことなくて。
優斗「はぁ」
今でも思い出せる。
初めて話した時の緊張してる顔も、照れて耳が真っ赤になってるところも、体育祭で優勝して涙目になってた沙奈も。
ほんと、懐かしいな。
隣のおばあちゃん「あら、優斗くん。おかえりなさい」
優斗「こんにちは!あ、ハッピー!今日も元気だったか?」
隣のおばあちゃん「ハッピーは今日も朝から元気だったわよ。」
優斗「それは何よりです!」
隣のおばあちゃん「優斗くん。何か悩ましいことでもあったの?」
優斗「あら、バレちゃいました?」
隣のおばあちゃん「ええ、なんとなくね。また沙奈ちゃんの事かしら?」
優斗「そうなんですよ、今日デートに誘われちゃって」
隣のおばあちゃん「あら、良いじゃない。もしかして、関係について悩んでるの?」
優斗「そーなんすよ。もう、諦めようか迷ってて」
変なところで切れてしまってごめんなさい!
次回は
1年間の片想い side優斗 後編
です!
お楽しみにしてて下さい!
もう叶わないのかな、俺の恋
未来「あー!また沙奈のこと考えてたろ?」
優斗「あーもー、そーですよ」
未来「お前もほんとに諦めねぇなぁ笑」
優斗「一途なとこが俺の自慢なんでね〜」
未来「幼なじみの俺がいちばん分かってるよ」
優斗「そりゃ何よりだよ」
そんなことを未来と話しつつ、俺はずっと沙奈の方を見ている。
他クラスの友達か?あれ。やけに楽しそうに話してるな。何話してんだろ、
沙奈「ごめん、私もうそろ戻るね」
友「おっけー!」
沙奈「じゃーね!」
あれ、こっちみてる、、?なんでだ?
そして未来!遠ざかって行くな!
優斗「どうした?沙奈」
わざわざ俺の前まで来て
沙奈「ねぇ、今日暇?」
スゥーッ⤴⤴⤴ 落ち着け、俺、きっとなんでもない
いつもの思わせぶりだ。ゲームの誘いだろ。また
優斗「暇っちゃ暇だけど、なんで?」
沙奈「放課後さ、」
優斗「うん」
沙奈「デート行こーよ!」
優斗「……………………はぁ?」
沙奈「え、なに?嫌なの?」
優斗「いや、そういう訳ではなくて、未来じゃな いの?」
沙奈「違うよ!優斗と行きたいの!北千住で待ち合わせね?じゃ、速攻集合でね!」
優斗「え、いや、ちょ!」
帰ったし、、、
おっけ、一回全部整理しよう。
今は放課後。つっても土曜授業だからまだ昼前。
んで、帰り学活終わったあと、未来と話してたら
北千住でのデートに誘われたと。
なるほどなるほど。意味がわからん
未来「あれれ〜、良かったじゃーん笑」
優斗「俺今さ、たぶん天国にいるわ」
未来「安心してくれ、現実だ。と、いうわけで、
速攻帰ってもらって、デート行ってい!」
優斗「え、あ、じゃ、また明日?」
未来「おー!楽しめよ!」
教室を後にして階段を降りてると、やっぱりひとつの疑問がでてきた。
優斗「沙奈は、未来が好きなんじゃないのか?」
そのはずだ。未来と沙奈は最近やけに親しげだ。
いくら俺と未来が幼なじみだからとはいえ、未来は遠慮するようなタイプじゃない。
ふたりが両思いなら俺は関わらないつもりでいたけどなぁ。
階段から降りると体育館からバスケ部の声が聞こえる。
キュッキュと鳴るシューズの音とボールの弾む音。
どうやら、ほんとにここは現実らしい。
優斗「しっかし、1年過ぎたのか、」
俺が沙奈と出会ってからちょうど1年。今でも覚えてる。沙奈が転校してきた時のことを。
あのとき微笑んだ沙奈の笑顔に俺は惚れたんだろうな。
初めて自分から女子に話しかけて、仲良くなって、ゲーム一緒にするようになって。
でも、いっつも思わせぶりばっかりで。
両想いなのかと思ったら、全然そんなことなくて。
優斗「はぁ」
今でも思い出せる。
初めて話した時の緊張してる顔も、照れて耳が真っ赤になってるところも、体育祭で優勝して涙目になってた沙奈も。
ほんと、懐かしいな。
隣のおばあちゃん「あら、優斗くん。おかえりなさい」
優斗「こんにちは!あ、ハッピー!今日も元気だったか?」
隣のおばあちゃん「ハッピーは今日も朝から元気だったわよ。」
優斗「それは何よりです!」
隣のおばあちゃん「優斗くん。何か悩ましいことでもあったの?」
優斗「あら、バレちゃいました?」
隣のおばあちゃん「ええ、なんとなくね。また沙奈ちゃんの事かしら?」
優斗「そうなんですよ、今日デートに誘われちゃって」
隣のおばあちゃん「あら、良いじゃない。もしかして、関係について悩んでるの?」
優斗「そーなんすよ。もう、諦めようか迷ってて」
変なところで切れてしまってごめんなさい!
次回は
1年間の片想い side優斗 後編
です!
お楽しみにしてて下さい!
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