春、君と恋に落ちる
その1年後、春。
毎年変わらず今年も桜が咲いている。
そして今も変わらず春が1番好き。
今日は桜の下で、私は白いウエディングドレスに包まれていた。
桜を見上げていると、後ろから抱きしめられる。
前に回ってきている手に触れて、少し振り返る。
「晴ちゃん」
髪を上げてタキシード姿に身を包んだ蒼くんがいた。
いつも降ろされた前髪が挙げられてて尊いお顔がはっきり見えてる。
「蒼くん、お似合いです」
「晴ちゃんも綺麗だよ」
結婚式では無いけど、今日は写真を撮りに来ている。
今日、桜木の姓から椎名になった。
高校時代の入学式のあの日こんなことになるなんて思わなかった。
毎年変わらず今年も桜が咲いている。
そして今も変わらず春が1番好き。
今日は桜の下で、私は白いウエディングドレスに包まれていた。
桜を見上げていると、後ろから抱きしめられる。
前に回ってきている手に触れて、少し振り返る。
「晴ちゃん」
髪を上げてタキシード姿に身を包んだ蒼くんがいた。
いつも降ろされた前髪が挙げられてて尊いお顔がはっきり見えてる。
「蒼くん、お似合いです」
「晴ちゃんも綺麗だよ」
結婚式では無いけど、今日は写真を撮りに来ている。
今日、桜木の姓から椎名になった。
高校時代の入学式のあの日こんなことになるなんて思わなかった。