春、君と恋に落ちる
学祭期間に入ると、初日は開会式や合唱コンクールやとプログラム通り進んだ。
むしろ問題なのは2日目。
一般開放で来たお客様を案内し続けた。
蒼くんとは朝一緒になったきり会えてなくて、バンドの準備とかで忙しそう。
まずい、蒼くん達のステージを見に行けなくなる。
「桜木!そろそろ行かないとだろ?」
結城先輩が知っていたのか声をかけてくれる。
「え?」
「椎名のバンド、見に行きたいんじゃないの?」
先輩が交換するから行っておいでと背中を押してくれる。
「でも、休憩時間ですよね?先輩」
「うん、だから桜木の休憩時間後から少し交換して!」
そう言って笑って送り出してくれる先輩に甘えて私は体育館に走り出した。
人はたくさんすでに居て後ろの方だけど何とか見える位置には入れた。
蒼くん達のライブは今から始まるらしい。
あの夜の日から何となく蒼くんを意識してしまって気まずかった。
蒼くんはいつも通り話し掛けてくれる。
私ばかりが意識して、少し恥ずかしかったり。
むしろ問題なのは2日目。
一般開放で来たお客様を案内し続けた。
蒼くんとは朝一緒になったきり会えてなくて、バンドの準備とかで忙しそう。
まずい、蒼くん達のステージを見に行けなくなる。
「桜木!そろそろ行かないとだろ?」
結城先輩が知っていたのか声をかけてくれる。
「え?」
「椎名のバンド、見に行きたいんじゃないの?」
先輩が交換するから行っておいでと背中を押してくれる。
「でも、休憩時間ですよね?先輩」
「うん、だから桜木の休憩時間後から少し交換して!」
そう言って笑って送り出してくれる先輩に甘えて私は体育館に走り出した。
人はたくさんすでに居て後ろの方だけど何とか見える位置には入れた。
蒼くん達のライブは今から始まるらしい。
あの夜の日から何となく蒼くんを意識してしまって気まずかった。
蒼くんはいつも通り話し掛けてくれる。
私ばかりが意識して、少し恥ずかしかったり。