『春・夏・秋・冬~巡る季節』
ディスプレイに映ったその名前に、知らずのうちに頬が緩む。
『秋、やっほー!
今、昼の休憩中。
今日は午前中、ちょっとミスって課長に怒られちゃったんだー。それで秋に愚痴メール♪』
あの会社にひとり残った春は、今でもこうして近況メールを送ってくれたり、電話をかけたりしてくれる。
私が引きこもり状態だったから、直接会うことはなかったんだけど……。
ずっと電話越しに、明るい声で私を支えてきてくれた春。
冬という大事な仲間の存在を失って、辛かったのは春も同じなのに。
私ばかりが辛そうな顔をしていたのが申し訳ない……。
春の明るい励ましのおかげでようやくそう思えるようになって、私は外に出ることにしたんだ。
パートだけど就職決まったよって報告したとき、春は大泣きしてくれたよね。
それにつられて、私も泣いちゃったっけ……。
そんなことを思い返しながら、メールを返信する。
『秋、やっほー!
今、昼の休憩中。
今日は午前中、ちょっとミスって課長に怒られちゃったんだー。それで秋に愚痴メール♪』
あの会社にひとり残った春は、今でもこうして近況メールを送ってくれたり、電話をかけたりしてくれる。
私が引きこもり状態だったから、直接会うことはなかったんだけど……。
ずっと電話越しに、明るい声で私を支えてきてくれた春。
冬という大事な仲間の存在を失って、辛かったのは春も同じなのに。
私ばかりが辛そうな顔をしていたのが申し訳ない……。
春の明るい励ましのおかげでようやくそう思えるようになって、私は外に出ることにしたんだ。
パートだけど就職決まったよって報告したとき、春は大泣きしてくれたよね。
それにつられて、私も泣いちゃったっけ……。
そんなことを思い返しながら、メールを返信する。