春の夕方

入学式

 〜入学当日〜
俺はすごく緊張していた。
「俺はどうなるんだろう、」
俺は家の事情で地元から離れ、遠くの薔薇(そふび)高校に行く事になった。
地元から結構遠いせいで友達や知ってる人が居ない、これは絶対ぼっち確定じゃん!どうしよう、1人でも知ってる人が居れば楽なんだけど、
「お〜い!桜く〜ん!」
どこか聞いた事がある声が聞こえた。後ろを見るとそこには幼なじみでずっと同じクラスだった黒崎 焔(くろさき ほむら)が居た。
「え?なんでこの学校にいるの?」
「そりゃあ、桜くんが1人にならないためだよ!感謝してよね!」
「あ、ありがとう」
まぁ、知ってる人がいるだけ良かった、これでぼっちは免れる。
「クラス張り出されてるよ」
「ほんと!どれどれ〜」
クラスの紙をジッと見つめる。
「あ!あった!桜くんとまた同じクラスだぁ!」
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop