春の夕方
「まじか!」
内心ホッとした。クラスに知ってる人がいれば普通に勝ち確だし、ぼっち生活なんかおさらばだ!
「良かったね!これで桜くん1人で学校生活しなくて済むね!」
こいつエスパーかよ、
「俺以外にそんな失礼なこと言うなよ?俺だからいいけど」
「そのぐらいわかってるよぉ」
「それも失礼だな」

教室に入ると黒崎は早速女子と仲良くし始めた。俺は自分の席で本を開く。
「君、ここら辺の人じゃないよね?」
急に声をかけられた。
「あ、え、そ、そうです、」
焦りすぎだろ俺、
「おっと、自己紹介が遅れた、俺は宮瀬 彗(みやせ すい)
よろしくな!」
何だこの人、すごいフランクに話しかけてくるじゃん、
「よ、よろしくお願いします、」
「そういえば君の名前は?」
「あ、お、俺は、桜龍斗です。」
「じゃあ龍くんと呼ぼう!」
こんな人もいるんだな、そう思った今日
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