拳から恋



そんなことを考えながら、二時限目の準備を整える。





「おい、面貸せや長髪眼鏡……──無視してんじゃねぇゾ!!」


「え?あぁ……これは失敬」




──長髪って、わたしのことか。




「なんでしょうか?」


「とりあえず来いよ」



三人組の真ん中のヤンキーくんを筆頭に、ついてこいと言われ、

大人しく後ろを付いていくことに。




何が待ってることやら。

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