冷淡な玄武様はオッドアイの神子の愛に溺れる
序ノ章
ここは日本。

日本には一般には誰にも把握されない、できない島が東西南北の4つあった。

その4つに住む島民はそれぞれの拠点で日本を災いから守る一族であった。


太古の昔、日本はアヤカシという人ならざる者に人々は脅かされていた。
彼らの目的の1つに霊力の強い女人(にょにん)(めと)り連れ去っていた。
アヤカシらは男(オス)率が非常に高い為、子孫を残すために。




アヤカシたちの悪行は、神と神子の逆鱗に触れ、成敗された。
神は怪アヤカシと人間に契約を持ちかけた。

霊力の強い者たちを4つの拠点に分け、強い霊力の女人を『(つがい)ノ花嫁』としてアヤカシに差し出す代わりに怪ノ者は花嫁以外の女人や人々を襲わない事、日本の災いから守る事契約を交わした。



霊力の強い女人は長女として産まれてくる。

長女はアヤカシと『番ノ花嫁』として婚姻を結ばなければならない。

それが契約であり掟だから。



そして現在……
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