キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「な、なんで玲奈がいるんですか……」

「あら。玲奈さんったら私のことを今日助けてくれたのよ」

「っ……」


私はぽかんとしてしまった。多分、頭の上にはてなマークが浮かんでると思う。

だって、面識のないこの人が誰かと勘違いしているのか、私を見て照れているのだから。


「それで、あなたのメイドになってもらいたいと思ったの。ほら、あのプロジェクトを成功させるためにも……」

「やめてください。玲奈を危険な目に合わせたいわけじゃない」

「……玲奈さんはどう?」


理事長にそう聞かれて、私はどうしたらいいのかわからない。


ただ……



「お給料って、どのぐらいでしょうか……?あの、私の家あんまり裕福じゃなくて……」





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