キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
恐る恐る聞いてみた。失礼なことだとはわかっているけれど、大事なことだから……。



「もちろん——ぐらいは出しますよ」

「……え?ほ、本当ですか!?」

「玲奈——」

「やります!!」


あり得ない時給の多さに、私は目をキラキラさせながらこくこく頷いた。


そうして、今に至るのだ——
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