キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「ありがとうございます、理人様」

「いいや気にしないで」

「あの、なんで避けなかったんですか」

「君のこと信じてたから」

「そうですか……」


少しも避けるつもりがなかったような理人様が、少し心配になってしまった。

たしかに私は、この仕事に就かせてもらったんだから精一杯護衛をさせてもらう。それでも、守れない時だってあるから。


その後、使用人さんやボディーガードの人がきて、今回の不法侵入者は連れて行かれた。

このお屋敷はセキュリティも超一流。入るのはとても難しいことだから、少し不思議に思ったけど器用な人だったのだろう。


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