7日間の光
【残り5day】
今日は私が一番に来ていた。
昨日、大川は絶対に今日も一番に来る!
と意気込んでいたが私が早く来てしまった。
なんだか申し訳ない。
そう思いながらも睡魔には勝てず、机に突っ伏して寝た。
そして起きた時には、目の前に眠そうな顔をしている大川がすわっていた。
「おはよう」
そう声をかけると、気の抜けた声で私に返事をする。
珍しい姿のその横顔を見つめる。
今日はお互い寝そうになりながら、カレンダーの絵を描いた。
なんだか前よりも大川と自然に話せるようになり、 あらためてこの時間は不思議だなと静かな教室での私たちの話し声が響く度に感じる。
作業が一段落着いたとき、私は大川に気になっていたことを聞いた。
「大川さ、
あの時、教室で探してた忘れ物見つかった?」
あれから忘れていたが、あの時には結局見つからなかったことを思い出す。
「あったよ」
「そっか、ならよかった」
すごく焦っていた姿を思い出すと、きっとあれは大事なものだったのかなと思う。
「結局、家にあったんだ」
そう笑う大川は見たことのない優しい顔をする。
くしゃっと崩れるその笑い方に私もつられてしまった。
今日は私が一番に来ていた。
昨日、大川は絶対に今日も一番に来る!
と意気込んでいたが私が早く来てしまった。
なんだか申し訳ない。
そう思いながらも睡魔には勝てず、机に突っ伏して寝た。
そして起きた時には、目の前に眠そうな顔をしている大川がすわっていた。
「おはよう」
そう声をかけると、気の抜けた声で私に返事をする。
珍しい姿のその横顔を見つめる。
今日はお互い寝そうになりながら、カレンダーの絵を描いた。
なんだか前よりも大川と自然に話せるようになり、 あらためてこの時間は不思議だなと静かな教室での私たちの話し声が響く度に感じる。
作業が一段落着いたとき、私は大川に気になっていたことを聞いた。
「大川さ、
あの時、教室で探してた忘れ物見つかった?」
あれから忘れていたが、あの時には結局見つからなかったことを思い出す。
「あったよ」
「そっか、ならよかった」
すごく焦っていた姿を思い出すと、きっとあれは大事なものだったのかなと思う。
「結局、家にあったんだ」
そう笑う大川は見たことのない優しい顔をする。
くしゃっと崩れるその笑い方に私もつられてしまった。