7日間の光
【残り3day】
卒業まで残り2日になり少しずつ実感が湧いてきた。
もう学校に来るのもあと少しか…
寂しいような、寂しくないような。
でも今、大川とこうして話しているが卒業したら会えなくなってしまうことの方がなんだか寂しかった。
カレンダーを書くときに視界の端に見える綺麗な絵が目の前には広がっていた。
その描いている手元を見て話しかける。
「私ね、高2まで不登校だったから、
ちゃんと皆みたいに青春できた自信ないんだ。」
今まで話していなかった自分のことをできるだけ自然に話した。
高校三年生でクラス替えがあったから、
今のクラスの人は私が不登校だったことを知らない。
大川もその一人だと思う。
だから誰かにこうして話すことは少し怖かった。
気づいたら自分から話題に出していたことに気づく。
この人になら言えるし、知ってもいたいと思った。
静かにお互いの視線が合う。
私はこの大川の真っ直ぐな瞳に弱い。
すごく純粋で眩しいからだ。
絶対にクラスで関わるはずのなかった人が今、私の目の前にいる。
こうして、青春がなかったと思っている今が『青春』というものなのだろうか。
私には分からない。
それでも、信じたいのかもしれない。
「そうなんだ」
「大丈夫、ちゃんとできてるよ。
さなは。」
そう、微笑み私の名前を自然と呼ぶ彼の表情はいつにもなく優しかった。
卒業まで残り2日になり少しずつ実感が湧いてきた。
もう学校に来るのもあと少しか…
寂しいような、寂しくないような。
でも今、大川とこうして話しているが卒業したら会えなくなってしまうことの方がなんだか寂しかった。
カレンダーを書くときに視界の端に見える綺麗な絵が目の前には広がっていた。
その描いている手元を見て話しかける。
「私ね、高2まで不登校だったから、
ちゃんと皆みたいに青春できた自信ないんだ。」
今まで話していなかった自分のことをできるだけ自然に話した。
高校三年生でクラス替えがあったから、
今のクラスの人は私が不登校だったことを知らない。
大川もその一人だと思う。
だから誰かにこうして話すことは少し怖かった。
気づいたら自分から話題に出していたことに気づく。
この人になら言えるし、知ってもいたいと思った。
静かにお互いの視線が合う。
私はこの大川の真っ直ぐな瞳に弱い。
すごく純粋で眩しいからだ。
絶対にクラスで関わるはずのなかった人が今、私の目の前にいる。
こうして、青春がなかったと思っている今が『青春』というものなのだろうか。
私には分からない。
それでも、信じたいのかもしれない。
「そうなんだ」
「大丈夫、ちゃんとできてるよ。
さなは。」
そう、微笑み私の名前を自然と呼ぶ彼の表情はいつにもなく優しかった。