きみのいちばんぼし
2章 きらい
6限の数Bが終わって、やっと放課後になった。
部活生がそれぞれの準備を始める中、私を含む帰宅部は皆おしゃべりをしたり帰り支度をしたりしている。
私もいつもなら結や周りの席の子と話に花を咲かせている頃だけど、今日はなんだか疲れたから早く帰りたかった。
「あ、泉さん。」
そんな時、数Bの教科担当でうちのクラスの担任でもある四条先生に呼び止められた。
あー、早く帰りたいんだけど。
そうは思ったけど、顔には出さないように、笑顔で返事をする。
「どうかしましたか?」
「提出物ロッカーに2組の提出物が入ってるから、それを教室に運んでおいて欲しいのよ。お願い出来る?」
一瞬考えたけど、疲れたってだけで今日は特にすることも無いしと引き受けた。
「分かりました」と言って教室の外に出る。
部活生がそれぞれの準備を始める中、私を含む帰宅部は皆おしゃべりをしたり帰り支度をしたりしている。
私もいつもなら結や周りの席の子と話に花を咲かせている頃だけど、今日はなんだか疲れたから早く帰りたかった。
「あ、泉さん。」
そんな時、数Bの教科担当でうちのクラスの担任でもある四条先生に呼び止められた。
あー、早く帰りたいんだけど。
そうは思ったけど、顔には出さないように、笑顔で返事をする。
「どうかしましたか?」
「提出物ロッカーに2組の提出物が入ってるから、それを教室に運んでおいて欲しいのよ。お願い出来る?」
一瞬考えたけど、疲れたってだけで今日は特にすることも無いしと引き受けた。
「分かりました」と言って教室の外に出る。