今は亡き君へ

怖い君



あぁ、どうしよう_
どうしてこうなってしまったんだろうか。

目の前にはあの有名な永浜君
教室には彼と私の2人だけ。

そして今私は先生からの頼みを断らなかった事を後悔している


『おい。』

『は、はぃ...』

『俺帰るぞ』

『え、だ、だめです』

『はぁ?』

『青山先生から、頼まれてるから...』


そう言うとカバンを持って立ち上がった彼だったけど、ため息をついてどかっとまた椅子に座り直した


でも座り直してもらっても怖すぎてどう話していいかぜんっぜんわかんないよぉ〜...
なんで私に頼むの〜....青山先生のバカッ!!


『はぁ〜...』


永浜君もイライラしてるのか机を指でトントンと突くのが心做しか早くなってる気がする


うぅ、ごめんなさい、でも怖いんです....
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