今は亡き君へ
遡る事約30分前

帰りのHRも終わりゾロゾロと皆が教室から出ていく中、青山先生に声を掛けられた


『浅井、ちょっといいか?』

『えっ、はい』

『ちょっと頼み事があってな
浅井学年1位だろ?だから勉強を教えてやって欲しいやつがいるんだ』

『私にですか?全然いいですけど_』

『ほんとか!!なら2年4組に居ると思うから今からいってやってくれ!頼むな!!』


私に頼んだあとすっごいルンルンしながら職員室まで帰って行った

2年4組、永浜君のクラスかぁ...
まあでも、違うよね?
永浜君が大人しく教室で待ってるわけないし


『失礼しまーす』


私の隣の教室、2年4組は少しヤンチャな子達が集まってるクラスでその中でもトップなのが永浜君


私はぜんっぜん関わりないし、目つきも怖いし、むしろ関わりたくないんだけどねぇ〜
< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop