推しグッズvs大人気アイドル 胸キュン溺愛対決
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夜8時、2階にある自分の部屋で
「……え、うそでしょ?!」
パジャマ姿でベッドに横たわっているわたしは、パニックになりながら体をおこす。
ドライアイからの見間ちがいかも。
ライブDVDを見すぎだし。
病気を疑った目をシパシパシパ。
瞳を潤ませ、もう一度スマホを見た。
やっぱり書いてある。
信じられない。
だってあのノエル君がだよ。
中高生に大人気の男子4人組アイドルグループ
【アズリズ】のセンター様がだよ。
わたしと同じ中学に転入してくるなんて!
ベッドの枕元の棚に立ててあるペンライトを掴んだのは無意識だった。
興奮がおさえきれずにベッドの上に立ち、電源をオン。
ペンライトを真っ赤に光らせ
「キャァー、ムリムリ!」
ライト大振りで飛び跳ねずにはいられない。
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