Sweet Xmas☆
とはいえ、クリスマスの当日予定はまだ未定だった。

一応、ヨッシーとは付き合っているのだが。
未だキスだけで、その先がない。

本当に、付き合っているといえるのだろうか。

今だって、クリスマスのお誘いも、何もないのだ。

「なーに、辛気臭い顔してんだよ、
ちょっとは喜べよ。
俺より成績良かったくせに、深明」

早めに冬休み前のホームルームが終わったらしいヨッシーが、私の肩を叩いて声を掛けてくれた。

「ねぇ、ビックリさせないでくれる?
それに、早く終わったなら連絡ぐらいくれてもいいじゃん」
 
「悪かったって。

深明にいち早く渡したくてさ、これ。
土曜日限定だけど、夕方に深明の好きなキャラクターが来て、ステージやるって。

深明の家のベッドにたくさんぬいぐるみが並んでるから、好きだろ。

クレープやドーナツも食えるみたいだし。

甘いものも好きだろ、深明」

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