Sweet Xmas☆
「これで、いいかな……」
変じゃない、よね?
いつもはポニーテールかそのままおろすことが多い髪も、ハーフアップにしている。
お疲れ様会のときに、いくつか麗菜からハーフアップのアレンジの仕方を教わった。
服は、麗菜に買い物に付き合ってアドバイスをもらった薄いパープルのニットに、チャコールグレーのチュールスカートだ。
黒のショルダーバッグに、黒ショートブーツ。
カバンには、キャラクターのぬいぐるみや、アクリルキーホルダーがいくつもぶら下がっている。
服装のアドバイスをくれた麗菜には感謝しきりだ。
メイクを終えた頃、インターホンが鳴った。
モニターを覗くと、見知ったヨッシーの顔が映った。
「あ、今鍵開けるね、ちょっと待ってて」
家の玄関を開けると、ヨッシーが一瞬きょとんとした顔をしていた。
「人の家に入るなり、何て顔をしてるのよ、全く」
「別に変な顔してねぇよ。
彼女に見惚れて何が悪いわけ?
大学生でも通じるくらい、大人っぽい彼女持てて幸せだわ」
「ねぇ、さらりと褒めるの止めてくれる?
褒められるの、慣れてないんだからさ」
「んー?
褒めちゃダメなの?
ホントのこと言ってるだけじゃん。
ホラ、支度終わってるなら行くか。
バスが出る駅まで、少し乗り換えもあるし。
ショーが見れなくなるの、深明が困るだろうし」
ヨッシーを先に玄関から出させて、指紋にて鍵をかける。
駅までの道で、自然に手が絡まった。
変じゃない、よね?
いつもはポニーテールかそのままおろすことが多い髪も、ハーフアップにしている。
お疲れ様会のときに、いくつか麗菜からハーフアップのアレンジの仕方を教わった。
服は、麗菜に買い物に付き合ってアドバイスをもらった薄いパープルのニットに、チャコールグレーのチュールスカートだ。
黒のショルダーバッグに、黒ショートブーツ。
カバンには、キャラクターのぬいぐるみや、アクリルキーホルダーがいくつもぶら下がっている。
服装のアドバイスをくれた麗菜には感謝しきりだ。
メイクを終えた頃、インターホンが鳴った。
モニターを覗くと、見知ったヨッシーの顔が映った。
「あ、今鍵開けるね、ちょっと待ってて」
家の玄関を開けると、ヨッシーが一瞬きょとんとした顔をしていた。
「人の家に入るなり、何て顔をしてるのよ、全く」
「別に変な顔してねぇよ。
彼女に見惚れて何が悪いわけ?
大学生でも通じるくらい、大人っぽい彼女持てて幸せだわ」
「ねぇ、さらりと褒めるの止めてくれる?
褒められるの、慣れてないんだからさ」
「んー?
褒めちゃダメなの?
ホントのこと言ってるだけじゃん。
ホラ、支度終わってるなら行くか。
バスが出る駅まで、少し乗り換えもあるし。
ショーが見れなくなるの、深明が困るだろうし」
ヨッシーを先に玄関から出させて、指紋にて鍵をかける。
駅までの道で、自然に手が絡まった。