この涙をこえて
あなたとの出逢い〜恋心〜
あなたは覚えてる?
あたしと出逢った時の事…
あたしわはっきり覚えてるょ。
あの眩しい笑顔が今も脳裏に浮かぶの。






ー入学式ー
あたしは今日、高校に入学する。

特に有名な名門高校というわけでもない、いたって普通の高校。

そんな高校にいたって普通のあたしは入学する。

なんてつまらないんだろぅ…。

そんな事を考えながらあたしは入学式を迎えた。



おもしろいわけでもない式を終わらせて、あたしは決められたクラスに入る。

1-5  1年1、2、3、4組は4階。
ということは、5組であるあたしは最上階の5階。

「まぢ最悪。」

そんな事を呟きながら階段を昇る。

なんでエレベーターなぃわけ!!?
たぶん今階段を昇っている人達も思ってぃることだろう。


やっとクラスに着いて、自分の席を探す。
「中島 蘭」

あった!!
早く座りたくて、あたしは見つけてすぐに席についた。

席についているのは数人。みんな真面目そぅな人ばかり。

他は楽しそうに散らばって話していた。

周りから見たらあたしは真面目に見えただろう。


そんな事を思っていると、ガラガラ

「おーい、みんな席に着けよぉー。」

担任らしき奴が入ってきて、みんな一斉に席に着いた。



そんな中、あたしの左隣には空席があった。


入学式から遅刻ってどんだけだょ…

今まででそんな奴見たことがなかったあたしはその存在が気になっていた。
< 1 / 9 >

この作品をシェア

pagetop