夢見る契約社員は御曹司の愛にスカウトされる
祐樹と修二は目を合わせた。
「どこの部署?部長は誰?」
「潮見部長のところです」
「なんだ、潮見さんか。ふーん……潮見さんが君を正社員にしようとしてくれてたのにダメだったってこと?」
「そうです。ここ二年はそのために毎期満了時申請をあげてくださっていました。ダメでしたけどね」
修二は尚人に言った。
「尚人お前も馬鹿だな。最初っから本山さんのことで困ってるんだったら、叔父さんに聞いてみればよかっただろ」
「何言ってんだよ、兄さん。公私混同はいけないっていつも言ってるくせに……」
「いや、本山さんをうちへ紹介しておいて、期間契約とか可哀そうじゃないか」
修二は箸をおいていった。
「なあ、祐樹。お前ならなんとか……」
「……」
じろりと祐樹は修二をにらんだ。その様子を見て、修二は黙った。祐樹は莉愛に話しかけた。
「それで君はうちを辞めてどうするの?」
「実家の店の手伝いに戻ります。実は実家の茶舗が結構厳しい状態で、あまり人を雇えなくなりそうなんです」
「実家?お店?」
「どこの部署?部長は誰?」
「潮見部長のところです」
「なんだ、潮見さんか。ふーん……潮見さんが君を正社員にしようとしてくれてたのにダメだったってこと?」
「そうです。ここ二年はそのために毎期満了時申請をあげてくださっていました。ダメでしたけどね」
修二は尚人に言った。
「尚人お前も馬鹿だな。最初っから本山さんのことで困ってるんだったら、叔父さんに聞いてみればよかっただろ」
「何言ってんだよ、兄さん。公私混同はいけないっていつも言ってるくせに……」
「いや、本山さんをうちへ紹介しておいて、期間契約とか可哀そうじゃないか」
修二は箸をおいていった。
「なあ、祐樹。お前ならなんとか……」
「……」
じろりと祐樹は修二をにらんだ。その様子を見て、修二は黙った。祐樹は莉愛に話しかけた。
「それで君はうちを辞めてどうするの?」
「実家の店の手伝いに戻ります。実は実家の茶舗が結構厳しい状態で、あまり人を雇えなくなりそうなんです」
「実家?お店?」