夢見る契約社員は御曹司の愛にスカウトされる
「おい、大丈夫か?」
「ちょ、ちょっと待ってください。食べながら聞く内容じゃありませんでした……か、海外事業部?どうして私が……私、英語はちんぷんかんぷんです。だから、無理、です」
「無理でもやってもらわないと、正社員にはなれないね」
祐樹はサラッと言いながら、綺麗な作法で肉を食べている。
莉愛はあっけにとられて彼を見た。なんか企んでるんじゃないだろうか。
「あの……ちなみに、私はそこで何をするんでしょう?」
「そうだな。まずは修二の下で海外営業のイロハを覚えてもらい、英会話も勉強してもらう。修二は仕事となると別人だからな。いわゆるドSだから覚悟しろよ。いずれ修二がやっている僕の庶務は君にさせる」
「ええ?!できませんよ、英語は嫌いじゃないですけど、英会話なんて絶対無理です」
「まあ、とりあえず会話は馴れだ。恥かきながらいつかできるようになるから、腐らずに頑張れ」
頑張れってなに?この人いったい……これがこの人の本性なんだ。やっぱり血も涙もない。
「君にはいずれ海外展開する抹茶を中心にお茶を使った商品についての案を一緒に考えてもらう」
「すごい!楽しそう……やってみたい、でも……」
「でも、まずは海外展開している商品を全て覚えてもらい、傾向もきちんと把握してもらう。それからだ」
「確かにそれを知らないとだめですね」
「だからうちで英語は必須だ。君もお茶問屋のお嬢さんなんだから、少しは勉強しただろ?」
「してませんよ、そんなの。国内限定対応です」
「何をそんな偉そうに言ってるんだ。今の状態を打開する気があるならやるんだ。僕も協力する」
「ちょ、ちょっと待ってください。食べながら聞く内容じゃありませんでした……か、海外事業部?どうして私が……私、英語はちんぷんかんぷんです。だから、無理、です」
「無理でもやってもらわないと、正社員にはなれないね」
祐樹はサラッと言いながら、綺麗な作法で肉を食べている。
莉愛はあっけにとられて彼を見た。なんか企んでるんじゃないだろうか。
「あの……ちなみに、私はそこで何をするんでしょう?」
「そうだな。まずは修二の下で海外営業のイロハを覚えてもらい、英会話も勉強してもらう。修二は仕事となると別人だからな。いわゆるドSだから覚悟しろよ。いずれ修二がやっている僕の庶務は君にさせる」
「ええ?!できませんよ、英語は嫌いじゃないですけど、英会話なんて絶対無理です」
「まあ、とりあえず会話は馴れだ。恥かきながらいつかできるようになるから、腐らずに頑張れ」
頑張れってなに?この人いったい……これがこの人の本性なんだ。やっぱり血も涙もない。
「君にはいずれ海外展開する抹茶を中心にお茶を使った商品についての案を一緒に考えてもらう」
「すごい!楽しそう……やってみたい、でも……」
「でも、まずは海外展開している商品を全て覚えてもらい、傾向もきちんと把握してもらう。それからだ」
「確かにそれを知らないとだめですね」
「だからうちで英語は必須だ。君もお茶問屋のお嬢さんなんだから、少しは勉強しただろ?」
「してませんよ、そんなの。国内限定対応です」
「何をそんな偉そうに言ってるんだ。今の状態を打開する気があるならやるんだ。僕も協力する」