不器用さんと恋に落ちる。
黒月side
集合がかかる頃、小波の姿が見えず、あたりを見渡す。
すると先公が何やら険しい顔をして話し込んでいた。
「何かあったんすか?」
一瞬渋った様子を見せたあと、衝撃の事実が告げられた。
「…小波がいなくなった」
「あそこにお弁当は置かれたままになってるんだが…」
急いで弁当が置かれているところまで行き、よく見ると木々が生い茂る方に向かってわずかに足跡が続いていた。
先公の制止を振り払って足跡をたどっていくと、遠くに立ち尽くしている人影が見えた。
「小波―?」
集合がかかる頃、小波の姿が見えず、あたりを見渡す。
すると先公が何やら険しい顔をして話し込んでいた。
「何かあったんすか?」
一瞬渋った様子を見せたあと、衝撃の事実が告げられた。
「…小波がいなくなった」
「あそこにお弁当は置かれたままになってるんだが…」
急いで弁当が置かれているところまで行き、よく見ると木々が生い茂る方に向かってわずかに足跡が続いていた。
先公の制止を振り払って足跡をたどっていくと、遠くに立ち尽くしている人影が見えた。
「小波―?」