不器用さんと恋に落ちる。
声のした方を見ると、ヘアピンとピアスを付けた黒髪のヤンキーが周りのヤンキーたちを睨みつけている。

背高い…私と30センチくらい違う?

なんて、のんきなことを考える。



「おい、あいつ黒月嵐じゃね?」

「げ、はやく逃げよーぜ」



周りのヤンキーたちがひそひそ話し出したかと思ったら、怯えた様子で皆どこかへ行ってしまった。

この人、有名な人なのかな…?
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