不器用さんと恋に落ちる。

私たちの日常

時は経ち、4月になった。今日から高校2年生だ。



「千世」

「嵐くん、おはよ」



私たちは変わらず、部屋のドアの前で待ち合わせて一緒に登校している。

嵐くんはあの約束以来、果たし状が来ても相手をしなくなった。



「今日は髪の毛下ろしてるんだな、…可愛い」



強くて、不器用で、世話焼きで、誰よりも優しい。



「……好きだなぁ、嵐くんのこと」

「俺の方が好きだ」



___ヤンキー高校に入学したら、不器用さんと恋に落ちました。
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