不器用さんと恋に落ちる。
入学式が終わり、1組の教室へ向かう。

見渡す限り学ランを着崩したヤンキーしかいなくて肩身が狭く感じてしまう。

どこを見ていいか分からず、自分が履いている真っ白な上履きを見つめながら歩く。



「うわ…」



教室につき、いざ中に入って驚いた。

壁には落書き、一部の窓ガラスにはガムテープが貼られ、天井には穴が開いている。

この環境で3年間乗り切れるのかな…と心底不安になる。
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