転校したらヤンキーに愛されまくった件
出会い
全ての発端は高校1年生の冬。
年末のある日のことだった。
「一花! ちょっと相談なんだけど……」
ママの〝ちょっと〟が、ちょっとで終わらないことは、この16年の人生でよーく知っている。
でも、10代の私も顔負けのこのきゅるきゅるした上目遣いをされたら、不思議となんでもOKしてしまう。
「……はぁ。いいよ。なーに?」
「実はね、ママの知り合いの校長先生の学校がね、共学なのに女子が全然入学してなくて困ってるんだって。もし良かったら一花、転校してみない?」
いやいや、そんなことってある?
一体どんな学校なわけ?
あ、その前に。
「このお母さんヤバいな」って思った人がいると思う。
一応フォローしておくと、パパの方がもっとぶっ飛んでます。
あ、フォローになってないか(笑)
うちの両親は、アフリカのなんたら族に会いに行くとか言って、娘を置いて平気で数ヶ月家を空けるような人たち。
だからもう、何を言われても驚かなくなった。
でもこの超破天荒な両親に育てられたおかげで、逆に私はとてもまともな人間になれたと思う。
年末のある日のことだった。
「一花! ちょっと相談なんだけど……」
ママの〝ちょっと〟が、ちょっとで終わらないことは、この16年の人生でよーく知っている。
でも、10代の私も顔負けのこのきゅるきゅるした上目遣いをされたら、不思議となんでもOKしてしまう。
「……はぁ。いいよ。なーに?」
「実はね、ママの知り合いの校長先生の学校がね、共学なのに女子が全然入学してなくて困ってるんだって。もし良かったら一花、転校してみない?」
いやいや、そんなことってある?
一体どんな学校なわけ?
あ、その前に。
「このお母さんヤバいな」って思った人がいると思う。
一応フォローしておくと、パパの方がもっとぶっ飛んでます。
あ、フォローになってないか(笑)
うちの両親は、アフリカのなんたら族に会いに行くとか言って、娘を置いて平気で数ヶ月家を空けるような人たち。
だからもう、何を言われても驚かなくなった。
でもこの超破天荒な両親に育てられたおかげで、逆に私はとてもまともな人間になれたと思う。