転校したらヤンキーに愛されまくった件
勇征が私の制服に手を伸ばす。
まさかカーディガンのボタン外そうとしてる……⁉︎


「勇征、あの、ちょっと待って⁉︎」


私が慌てて勇征の手を止めると、勇征は優しく笑った。


「ボタン、かけ違えてたから」


「え⁉︎」


よく見ると、カーディガンのボタンが思いっきりズレている。
かけ違えてたのも、勘違いしたのも恥ずかしすぎる!


「あーー!なんだ、ビックリしたぁ」


「さてはいやらしいこと想像した?」


急に勇征の顔が近くなって思わず目を逸らす。


「ま、まさか!違う違う!」


「ふ〜ん?」


勇征はずっとニヤニヤしていた。
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