花系男子はアナタっ子

モゾモゾと布団から出した手で丸を作り、私は頷いて見せれば、口を塞いでいた手が離れていく。
ゆっくりと体を起こすと、私を挟むように双子が寝そべっていた。


──だからどアップで顔がうつったのね。


「ん?でも昨日──」



ここに住むよってくだりから、夜を迎え……

とりあえず、部屋からでないことを約束し、食事の時は、親が私の部屋に行かないか注意して、お風呂の時は過去最速の行水をし、そっこうで自室に戻った。

三人に誰も来てないか確認して、本題へ。


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