好きになった人は有名人!?
「舞ちゃん、どうしたの?」

「え?」

「泣いてたでしょ?」

「あ.........」


こんな恥ずかしい理由、話せるわけない。


「ほんとに、なんでもないです」

「舞ちゃん、ちょっとこっち来てくれる?」


と、私の腕を引っ張る夏川颯大さん。

こんなとこ人に見られたら...!


「あの...誰かに見られたら大変ですから...」

「あー、大丈夫でしょ!俺、一応変装グッズ持ってるし!」

と言って、黒のキャップにサングラスをしだした。


変装グッズって...

全然変装できてませんよ〜!!!

オーラがもう...


「オーラありすぎて、変装できてませんよ...」

「そう?いつもこれなんだけどな〜」


と、優しく私に話しかけながらも

私の腕は離して貰えなかった。
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