好きになった人は有名人!?
「ありがとうございます、かっこいいですね」


と、微笑む舞ちゃん。

その姿がとても綺麗で俺は我慢ができなかった。


「え...?颯大さん...?」

気づいたら俺は、舞ちゃんを抱きしめていた。


「ごめん、少しこうさせて」

「え?あ、はい...」


戸惑いながらも、大人しく俺の腕の中にいる舞ちゃん。

拾われてきた子猫みたいになってる舞ちゃん。

可愛いなぁ。


「落ち着くね」

「え?」

「舞ちゃんの匂いや温もり、すごく落ち着く」


香水の匂いとかでなく、シャンプーの匂いが爽やかでほんのりただよっている。

そして舞ちゃんの温もりは、とても落ち着いた。


仕事疲れて帰ってきたが、この温もりで癒される。


「そうですか...?」

「毎日抱きしめさせて」

「それ、セクハラになりますよ...」


うん、普通ならセクハラで訴えられるだろうね...
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