好きになった人は有名人!?
舞ちゃんはしばらく黙り込んだ。

やっぱり、余計なお世話だったかな...


と、不安に思ってたとき静かに話し出す舞ちゃん。


「私、テレビ番組の制作に携わりたかったんです」

「うん」

「でも、いつも雑用ばかり...それもまともにできなくて...自分の情けなさに悔しくて...」


なるほど。


「そっか。でも、最初からなんでもできる人いないし、情けなくなんかないよ」

「でも...」


俺はどうしてか、舞ちゃんを自分の元においておきたかった。

俺の傍で笑っててほしかった。


「舞ちゃん、お願いがあるんだけど...」

「お願い...?」

「俺が動画サイトで動画あげてるの知ってる?」


俺は動画サイトで、個人で動画をあげていた。

主に、メンバーとダンスしてたり他のアーティストとダンスしてる動画だけど。


「はい。いつも見させてもらってます」


マジ?舞ちゃんが?

嬉しすぎるんだが...!

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